
●調査目的
同一世帯内に居住する「保護者」と「子供」に対して、同内容の質問を行い、両者の目からみた子供と青少年の実態・意識・抱負を探り、今後の県政施策に資する。
●調査方法
- 民間調査会社が保有するインターネット調査パネルから、上記に該当する子供のいる人を抽出し、メールにて調査を依頼。
- 応諾者に対し郵送にて調査票を送付。(1世帯につき子供・保護者各1名とする)
- 調査票は、保護者用・小学生用・中高校生用の3種作成し送付する。
原則として本人が記入する。
- 郵送にて回収。
●調査エリア
福岡県
●調査対象者
上記地域に居住する、小学4年生から高校3年生の男女個人、及びその保護者
●調査サンプル数
| |
保護者 |
子供 |
(人) |
小学生 (4〜6年) |
中学生 |
高校生 |
| 男性 |
186 |
71 |
69 |
76 |
| 女性 |
224 |
62 |
66 |
66 |
| 合計 |
410s |
133s |
135s |
142s |
●調査実施日
2010年6月


- 「学校生活は楽しいか」「授業は楽しいか」「授業についていけているか」「学級担任は好きか」の4つの質問について小中高生を比較してみます。小学生では「ふつう」「科目によっては〜」といった中間的な回答が4項目全てで最も高くなっています。また、「楽しくない」「むずかしい」「嫌い」といった否定的な意見は、高>中>小という傾向が見られます。特に「授業は楽しいか」では高校生は30%が「あまり楽しくない」と回答しており、小学生(12%)の2.5倍となっています。
「学校生活は楽しいか」という学校に対する総合的な意識では、「楽しい」が、小学生で最も少なく、中高では大きな差がありません。小学生では「ふつう」という回答が28%と多く、現代の「さめた」小学生の一面が現れているのかしれません。
■学校生活は楽しいか



■授業(勉強)は楽しいか



- 保護者の認識は概ね子ども自身の意識と一致しています。保護者の性別では、男性(父親)で若干「わからない」のスコアが高いのですが、認識の内容は女性(母親)とほぼ一致しています。この結果からは、父母がともに子供とコミュニケーションを取りながら、問題や意識を共有している現代家庭の姿を垣間見ることが出来ます。
「授業についていっているか」においては、保護者の認識は子供自身の意識よりも「ついていけている」が高くなっています。つまり親が思っている以上に現在の教育内容は子供にとっては「難しい」ものであるということです。このことは「ゆとり教育の見直し」を、子供の実態を把握せずに、親・学校・行政だけの認識で推進することの危険性を示しているとも言えます。
■授業についていけているか



■学級担任は好きか



- 通学時間は、小中学生の大部分が30分未満であるのに対し、高校生は通学時間が長く、16%の子供が1時間以上かけて通学をしています。
通学手段は、小学生の96%が徒歩で、中学生も71%となっています。高校生は鉄道(39%)と自転車(36%)が最も多くなっています。
通学時での事故・犯罪被害の経験者は、全体で6%となっています。
■通学時間

■通学手段



- 学習塾・家庭教師の利用は中学生が半数弱で最も多く、次いで小学生(26.3%)、高校生(15.5%)となっています。高校生の利用率が比較的に低いのは、高校卒業後の進路(進学か就職か、進学も大学なのか専門学校なのか)によって学習塾・家庭教師のニーズが異なることも要因のひとつではないかと思われます。
■学習塾・家庭教師の利用



- 子供と保護者とのコミュニケーションは緊密に行われています。子供の年齢が高くなるほど、「ほとんど毎日」会話する子供は減っていますが、最も少ない高校生でも81%が「ほとんど毎日」会話をし、小学生では95%に達しています。但し、この質問では会話の内容は聞いていないため、コミュニケーションの「質」が良好なものであるかはよくわかりません。
保護者の回答を見ると、子供との会話の頻度は明らかに男性(父親)の方が少なく、会話時間は女性(母親)の半分程度です。保護者男女別と子供の学年別・性別の関係を見ると、「ほぼ毎日」が最も多いのは、「母親×男子小学生」(100%)で、最も少ないのが、「父親×女子高校生」(48.4%)となっています。女子高校生をお持ちのお父さん、がんばってください!
■会話の頻度



- 将来のライフスタイルは、子供本人では「結婚はしたい」「子供はほしい」「お金持ちになりたい」「平凡でよいので幸福な生活を送りたい」が上位に挙げられており、バランスの取れた健全な考え方が示されています。「有名人」や「外国で暮らす」などのロマンテッィクな考えや、逆に「りっぱな会社」「公務員」などの、子供らしくないとも言える現実的な考え方は下位にランクされています。
保護者の意向は「平凡でよいので幸福な生活を送ってほしい」が71%と際立って高く、次いで「結婚はしてほしい」「子供はつくってほしい」「技能や技術を活かした仕事に就くのが望ましい」となっており、子供の将来を確実なものにしたいという親心が感じられる結果となっています。
子供の学年別・保護者の性別に見ると、回答数の多さ(=多様なライフスタイル)は学年が低いほど多く、保護者は女性(母親)の方が多くなっています。また、その内訳も高学年になるほど、ロマンから堅実に移行する傾向が見られ、例えば「有名人」の回答は高校生は小学生の半分以下になっています。
■ライフスタイル意向



- 小中高にかけて、不登校の経験がある子供は14%であり、男女別では特に差はありません。保護者の認識もほぼ同じです。
今回の調査では、不登校の期間は特に規定していないので、数日間の短期間も含まれると思われますが、小中高の期間の経験という点では、約1割の子供が不登校を経験していると判断できます。
■自身の不登校の有無



- 今回の調査では、小中学生に普通アンケートで行う自由回答の代わりに、絵を描いてもらいました。子供らしい無邪気な「夢」、思春期に差し掛かった中学生の悩みなど等・・・・。そのいくつかをご紹介します。
[使い方]
絵をクリックすると、拡大表示されます。
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