
■調査概要
●調査目的
人権課題についての現状の課題を抽出し、その解消に向けて啓蒙していく為の基礎資料作成を目的とする。
-調査背景-
2020東京オリンピック、パラリンピックでは、世界28の国・地域が福岡県内の12自治体をキャンプ地に決定しており、福岡県内での大きな盛り上がりが期待されます。
このようなスポーツのビッグイベントを人種やLGBT、障害者等に対する不当な差別を解消・軽減させる絶好の契機と捉え、スポーツを通じた心のバリアフリーを推進する事で福岡県民一人ひとりが多様性を認め合い、真の国際都市へと成長する為の啓蒙を促していきたいと考えています。
●調査時期
2020年1月17日(金)〜19日(日)
●調査地域
福岡県全域
●対象者条件
上記地域に居住する男女18歳〜69歳
※調査会社・マスコミ関連除く
※障害者福祉業関連の方も除く
※日本国籍以外の方も除く
*モニター登録者にeメールにて調査の案内を行い、指定のURLにアクセスしてもらい回答を得た。
●標本抽出法
ビデオリサーチ社及び提携企業のインターネット調査モニターより抽出
●調査方法
インターネット調査
●有効標本数
2,000サンプル
●標本構成
(上段:人 / 下段:%)
| |
総数 |
男性 |
女性 |
| 全体 |
2000
100.0 |
981
49.1 |
1019
50.9 |
男性
18-29才 |
男性
30代 |
男性
40代 |
男性
50代 |
男性
60代 |
女性
18-29才 |
女性
30代 |
女性
40代 |
女性
50代 |
女性
60代 |
192 9.6 |
188 9.4 |
221 11.1 |
179 9.0 |
201 10.1 |
193 9.7 |
192 9.6 |
226 11.3 |
190 9.5 |
218 10.9 |

- 対象者本人の人権侵害の経験については、「ある」が21.6%で全体の2割を占めています。
- 人権侵害を受けた経験の「ある」方が、人権を侵害された状況としては、「ハラスメント(嫌がらせ)全般」が53.1%で半数を超えており、「学校でのいじめ、仲間外れ」「職場での嫌がらせ、仲間外れ」「名誉棄損や侮辱、他人からの悪口、陰口、ウソの情報を広められる」が3割を超えるスコアとなっています。
【 人権侵害の経験 】 <全数(N=2,000)>
【 人権を侵害された状況 】 <人権侵害「ある」と回答した人(n=431)>
※全体スコアの降順 【*複数回答】
※スコアが10%以上の項目のみ抜粋
- 家族・親戚や友人知人の中の外国人の知り合いについては、「身近な外国人がいる」が18.8%で全体の約2割を占めています。
- 身近な外国人の知り合いが「いない」方において、福岡県で暮らす外国人との交流意向については、「交流したい」が10.7%で1割ほど、「どちらかといえば交流したい」が30.2%で、合計した『交流したい』が40.9%で4割を占めています。
【 家族・親戚や友人知人の中の外国人の知り合い 】 <全数(N=2,000)>
【 福岡県で暮らす外国人との交流意向 】
<家族・親戚や友人知人に外国人が「いない」と回答した人(n=1,625)>

- 外国人に対する差別や偏見について、全体では「非常にあると思う」が7.7%、「ある程度はあると思う」が53.9%と半数を占めており、合計した『あると思う計』が61.6%で6割を占めています。
- 外国人に対する差別や偏見が『あると思う』人の、具体的な外国人への差別や偏見の内容については、「安い賃金で雇用される」が64.9%で最も高く、「住居選択時に入居を断られる」35.7%、「就職が困難である」35.3%と生活面での差別が高く、さらに「風習や習慣の違いが受け入れられない」が51.8%、「宗教の違いが受け入れられない」が40.9%と、風習・習慣・宗教の違いを受け入れられないと感じている人が多いようです。
【 外国人に対する差別や偏見 】 < 全数(N=2,000) >
【 外国人への差別や偏見の内容 】
< 外国人に対する差別や偏見が「ある」と回答した人(n=1,231) >
※全体スコアの降順 【*複数回答】
※スコアが30%以上の項目のみ抜粋
- 外国人に対する差別や偏見をなくすために行政に期待することについては、「外国人の文化や生活習慣の違いを認め、お互いを尊重する事を目的とした積極的な活動」が46.7%と4割を超えるスコアで最も高い結果となっています。
- 次いで「地域社会の活動に外国人の参加を促す等の外国人と県民の交流機会の増加」が31.7%で、県民と外国人の相互理解を深めていく為の機会創出が期待されています。
- さらに「外国人が差別等を受けた際の相談体制の充実」も28.9%と上位にあがっています。
【 外国人に対する差別や偏見をなくすために行政に期待すること 】 < 全数(N=2,000) >
※全体スコアの降順 【*複数回答】
※スコアが20%以上の項目のみ抜粋

- 障害がある人に対する差別や偏見については、全体で「非常にあると思う」が17.3%、「ある程度はあると思う」52.0%で合計した『あると思う計』は69.3%と約7割を占めています。
- 障害がある人に対して差別や偏見が『あると思う』人の、具体的な差別や偏見の内容については、「障害がない人と比べ就職が困難である」が70.3%と就職の問題についてが最も高く、「じろじろ見られたり、避けられたりする」57.1%、「差別的な言動をされる」47.0%、「学校、職場等での嫌がらせやいじめ」39.3%と、障害のある方への直接的な差別や偏見が上位を占めています。
【障害がある人に対する差別や偏見 】 < 全数(N=2,000) >
【 障害がある人に対する差別や偏見の内容 】
< 障害者に対する差別や偏見が「ある」と回答した人(n=1,385) >
※全体スコアの降順 【*複数回答】
※スコアが30%以上の項目のみ抜粋

- 「障害がある人への県・市などによる行政支援」について、「今のままでよい」は10.4%で1割ほど、「十分ではない」が56.9%と半数を超える人が現状のままでは十分ではないと思っているようです。
- 障害がある人への注力すべき行政施策については、「障害がある人に配慮した道路、交通機関の整備」が47.7%と最も高く、次いで「障害がある人の職業訓練の充実、雇用の確保」が45.9%、「障害がある人に配慮した住宅や建物」が45.0%というスコアになっています。
【「障害がある人への県・市などによる行政支援」について 】 < 全数(N=2,000) >
【 障害がある人への注力すべき行政施策 】 < 全数(N=2,000) >
※全体スコアの降順 【*複数回答】
※スコアが30%以上の項目のみ抜粋

- 2020東京オリンピックへの関心については、「非常に関心がある」が21.3%で2割ほど、「やや関心がある」が38.9%と約4割ほどで、合計した『関心がある計』は60.3%と6割の人はオリンピックに関心があると回答しています。
- 2020東京オリンピックで見たいと思う競技や式典について、「陸上競技」が42.4%で最も高く、次いで「野球・ソフトボール」34.7%、「体操」33.3%とつづいています。
- 競技ではない「開会式」が30.6%、「閉会式」が24.7%」というスコアとなっており、式典についても注目が高いことがわかります。
【 2020東京オリンピックへの関心 】 < 全数(N=2,000) >
【 2020東京オリンピックで見たいと思う競技や式典 】 < 全数(N=2,000) >
※全体スコアの降順 【*複数回答】
※スコアが20%以上の項目のみ抜粋

- 2020東京パラリンピックへの関心について、「非常に関心がある」が11.8%で1割ほど、「やや関心がある」が38.6%と約4割を占めており、合計した『関心がある計』が50.4%と東京オリンピックの『関心がある計』60.3%よりは関心度合いは低いですが、半数の人は関心があると回答しています。
- 2020東京パラリンピックで見たいと思う競技や式典について、「車いすバスケットボール」が31.9%で最も高く、次いで「陸上競技」26.8%、「車いすテニス」が26.4%とつづいています。
- また、競技の認知が低いためか、「特にない・わからない」が41.4%と4割を占めています。
【 2020東京パラリンピックへの関心 】< 全数(N=2,000) >
【 2020東京パラリンピックで見たいと思う競技や式典 】 < 全数(N=2,000) >
※全体スコアの降順 【*複数回答】
※スコアが10%以上の項目のみ抜粋
- 2020東京オリンピック・パラリンピック終了後に期待する変化については、「障害がある人とない人の共生の意識が高まる」が34.7%、「外国人との共生の意識が高まる」が33.9%と3割を超えており、東京オリンピック、パラリンピックというビックイベントを経て障害がある人・外国人との共生の意識が高まることが期待されています。
- また、「スポーツに取り組む人が増える」が33.0%でこちらも3割を超えており、スポーツ自体の意識の高まりも期待されています。
【 2020東京オリンピック・パラリンピック終了後に期待する変化 】 < 全数(N=2,000) >
※全体スコアの降順 【*複数回答】
※スコアが20%以上の項目のみ抜粋