
■調査概要
●調査目的
ある海外の研究で「日本では、2007年に生まれた子どもの半数が107歳より長く生きる」と推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えている。
こうした「人生100年時代」においては、教育→仕事→引退という単線型の人生から、「マルチステージ」の人生へと様変わりするといわれている。
「就労」「生涯教育」「健康」「介護」等の視点で、県民が老後に抱えるであろう課題を抽出し、施策提案のための基礎資料作成を目的とする。
●調査時期
2019年8月9日(金)〜11日(日)
●調査地域
福岡県全域
●対象者条件
上記地域に居住する男女30歳〜69歳
※調査会社・マスコミ関連除く
※生命保険会社(正社員、外交員)の方も除く
*モニター登録者にeメールにて調査の案内を行い、指定のURLにアクセスしてもらい回答を得た。
●標本抽出法
ビデオリサーチ社及び提携企業のインターネット調査モニターより抽出
●調査方法
インターネット調査
●有効標本数
1,000サンプル
●標本構成
(上段:人 / 下段:%)
| |
総数 |
男性 |
女性 |
| 全体 |
1000
100.0 |
500
50.0 |
500
50.0 |
男性
30代 |
男性
40代 |
男性
50代 |
男性
60代 |
女性
30代 |
女性
40代 |
女性
50代 |
女性
60代 |
125 12.5 |
125 12.5 |
125 12.5 |
125 12.5 |
125 12.5 |
125 12.5 |
125 12.5 |
125 12.5 |


- 「人生100年時代」の認知については「内容まで含めよく知っている」が全体の19.6%と約2割でそれほど多くありません。「聞いた事があるが内容は知らない」は57.9%で、合計した『認知率』は77.5%でした。
【「人生100年時代」の認知 】 <全体(N=1,000)>


- 老後をどのように過ごしたいかについては、「健康な体を維持したい」と「少しのんびりと、余裕を持って過ごしたい」が60%前後と高くなっています。次いで、「趣味や習い事をしたい」35.2%、さらに「仕事を続けたい」31.7%と、老後でも仕事の継続を希望する人が、3割を占めています。
【 老後の過ごし方 】 <全体(N=1,000)>※全体スコアの降順 【*複数回答】


- 自身の老後の生活設計については、全体で「考えたことがある」は49.8%と半数を占めています。
- 性別にみますと、「考えたことがある」では女性54.4%に対し男性45.2%と、女性の方が男性より9ポイント程高くなっています。
- さらに、性年代別にみますと、年代が上がるにつれ「考えたことがある」のスコアも上昇してきます。ただ、女性60代が72.8%に対して、男性の60代は56.0%と半数を少し上回る程度にとどまっているようです。
【老後の生活設計について 】 < 全数 >


- 現在の生活満足度について、全体では「満足している」が7.6%にすぎず、「まあ満足している」が38.9%で、それらを合計した『満足計』は46.5%です。
- 一方では、「不満である」が23.6%、「やや不満である」は20.8%と合計した『不満計』は44.4%になり、『満足計』と比べてほぼ変わりません。
- 性年代別にみると、男女ともに『満足計』は60代が50%を超えて高くなっています。一方で、「不満である」は女性60代の15.2%が最も低いものの各年代で20〜30%近くを示しています。
【 現在の生活満足度 】 < 全数 >
『満足計』=「満足している」+「まあ満足している」
『不満計』=「不満である」+「やや不満である」


- 老後生活についての不安では、全体で「よくある」が37.2%、「時々ある」43.4%と合計した不安『ある計』は80.6%でした。
- 前頁で、現在の生活満足度について『満足計』46.5%、『不満計』44.4%と拮抗していましたが、老後の生活については、8割もの多くの人が不安に思っています。
- 性年代別には、不安『ある計』で男性の各年代は7〜8割台、女性は8〜9割台とどちらかといえば女性の方がスコアが高く、女性30代・40代が90%前後と、特に若い人の方が高くなっています。
【老後の生活についての不安 】 < 全数 >
不安『ある計』=「よくある」+「時々ある」
不安『ない計』=「まったくない」+「あまりない」


- では具体的に、老後の生活に不安や心配に思うことは、「生活資金の不足」75.8%と「体の健康(怪我や病気など)」69.5%が特に高くなっています。
- 性別でみますと、ここでも女性の方が男性よりも「仕事の確保」を除き、各項目のスコアが上まわっています。女性の方が男性より老後についての関心や意識が高いようです。
【老後の生活に不安や心配に思うこと 】 < 全数 > ※全体スコアの降順 【*複数回答】


- 退職後に必要な生活資金については、全体で「2,000万円〜3,000万円未満」が25.7%で最も高くなっています。次いでその前後の「3,000万円〜5,000万円未満」15.8%、「1,000万円〜2,000万円未満」15.4%が続いています。また「わからない・思いつかない」が3割近くを占めています。
- 性年代別にみましても、各層ともに「2,000万円〜3,000万円未満」が最も高くなっています。また男性の方が女性より「3,000万円〜5,000万円未満」と「5,000万円以上」の合計スコアが、少し上まわっています。
【 退職後に必要な生活資金 】 < 全数 >


- 何歳頃まで、収入を伴う仕事をしたいかという質問を全員にしたところ、具体的な年齢については、公的年金の原則支給年齢である「65歳」が全体の16.5%と最も高く、次に「66歳〜69歳」15.2%となっています。さらにそれより年齢が上の『70歳以上』は、17.2%となっています。
- 性別にみますと、男性は「65歳」が18.6%で、「66歳〜69歳」17.4%とほぼ同程度となっています。『70歳以上』がほぼ2割を占めているため、66歳を過ぎても働く意志がある人は、4割近くいることになります。
【 収入を伴う仕事の希望退職年齢 】< 全数 >


- 収入を伴う仕事について「65歳以上」を希望する人に対して、65歳以上仕事を続ける上で不安に思うことは、「仕事を続けられる体力があるか」が73.4%で最も高く、次に「自分ができる仕事が見つかるか」59.7%と、3番目にはそもそも「65歳以上で、雇用してくれる会社があるか」47.9%と続いています。
【 65歳以上仕事を続ける上で不安に思うこと 】
< 収入を伴う仕事の希望退職年齢「65歳以上」回答者 (n=489) > ※全体スコアの降順 【*複数回答】


- 老後にも多くの方が健康を心配していますが、1日30分以上の体を動かす運動については、全体で「ほとんど毎日」が15.6%、「週3日以上」15.7%、「週1〜2日程度」が15.2%で、これらを合わせると『週1日以上』運動をしている人は46.5%でした。一方で「ほとんど(全く)運動はしない」が43.6%となっています。
- 性年代別にみますと、男性は各年代ともに『週1日以上』が50%前後あるのに対し、女性の30〜50代は30%台と、男性に比べ少し運動不足のようです。
【 1日30分以上の体を動かす運動の頻度 】< 全数 >
『週1日以上』=「ほとんど毎日」+「週3日以上」+「週1〜2日程度」


- ふだん月に数回程度以上運動を行っている人の運動の内容について、「ウォーキング」71.3%が他を引き離して高くなっています。次いで「筋力トレーニング」23.0%、「ジョギング・マラソン」12.2%が10%を超えるスコアとなっています。
【 日頃行っている運動 】
< 「月に数回程度以上運動している」回答者 (n=564) >※上位12項目抜粋 【*複数回答】


- 生涯にわたって学習を続ける必要については、「賛成である」が25.8%、「どちらかといえば賛成である」45.9%とそれらを合計した『賛成計』は71.7%となっています。
- 最近1年間に行った生涯学習活動については、「特に行っていない」が62.1%と最も高く、逆算して残りの4割近い人は何らかの行動を行っていますが、前段での生涯学習について『賛成計』71.7%に比べますと、まだまだ差がみられます。
- 具体的な活動内容としては、「個人学習」16.3%、「パソコンやインターネットを活用」15.3%が10%を超えるスコアとなっています。
【 「生涯学習」を続ける必要性 】 < 全数(N=1000) >
『賛成計』=「賛成である」+「どちらかといえば賛成である」
『反対計』=「反対である」+「どちらかといえば反対である」
【 1年間に行った生涯学習活動 】 < 全数(N=1000) > ※全体スコアの降順 【*複数回答】
