
■調査概要
●調査目的
スマートフォンの急速な普及にともない、その利便性に対し一方では、スマートフォンへの依存や健康面、生活面での悪影響も懸念されている。
本調査では、スマートフォンの利用と依存状況等の実態を把握し、スマートフォンとの適切な関わり方についての基礎資料を得ることを目的とする。
●調査時期
2016年10月28日(金)〜10月30日(日)
●調査地域
福岡県全域
●対象者条件
18歳〜59歳の男女個人
・自分専用のスマートフォンを所有
・また、そのスマートフォンが「通話」「メール」「インターネット」の全てが使える
*モニター登録者にeメールにて調査の案内を行い、指定のURLにアクセスしてもらい回答を得た。
●標本抽出法
ビデオリサーチ社及び提携企業のインターネット調査モニターより抽出
●調査方法
インターネット調査
●有効標本数
1,210サンプル
●標本構成
(上段:人 / 下段:%)
| |
総数 |
男性 |
女性 |
| 全体 |
1210
100.0 |
601
49.7 |
609
50.3 |
男性
18・19才 |
男性
20代 |
男性
30代 |
男性
40代 |
男性
50代 |
女性
18・19才 |
女性
20代 |
女性
30代 |
女性
40代 |
女性
50代 |
30
2.5 |
157
13.0 |
187
15.5 |
116
9.6 |
111
9.2 |
78
6.4 |
178
14.7 |
117
9.7 |
117
9.7 |
119
9.8 |


- 本調査は、全員が自分専用のスマートフォンを所有している人です。そのスマートフォンの平日利用時間は「1時間以上〜2時間未満」23.6%が最も高く、その前後にある「30分以上〜1時間未満」18.3%と「2時間以上〜3時間未満」16.0%を加えた『30分〜3時間未満』で約6割を占めます。
休日での利用時間は平日と同様「1時間以上〜2時間未満」18.7%が最も高く、前後の時間帯『30分〜3時間未満』で5割を占めています。
その差は「4時間以上」のヘビーユーザーで平日18.8%に対し、休日24.3%と休日での長時間利用者が多くなっています。
各時間帯の利用から推定して、1日の利用時間は、平日が143分、休日は165分となります。
- 1日平均の利用時間を、性・年齢別に見ますと、4時間以上利用者(ヘビー+超ヘビー)は女性が6割以上を占め、特に女性20代と女性18〜19才で約半数に及びます。男性は20代が多くなっています。
【スマートフォン平均利用時間】< 全体(N=1210) >

【スマートフォン利用時間による区分】



- スマートフォンの使用は、「退屈しのぎ・暇つぶし」45.0%、「気分転換・ストレス解消」37.4%といった娯楽の要素と「生活に役立つ」40.6%、「自分にとって身近な情報網」35.0%、「場所や時間を選ばない」22.6%といった、インターネットやSNSによる、利便性の高いツールと受け止められています。
さらに、「生活の一部になっている」と感じている人が3割を占め、すでに深く人々の生活の中に浸透している事がわかります。
- スマートフォン利用後の行動変化で、減少したのは「本を見る時間」28.6%、「テレビを見る時間」28.5%、「睡眠時間」22.6%が高くなっています。
"娯楽"と"情報"において従来最も身近なツールである「テレビ」に影響が表れ、「睡眠時間」の減少は肉体的な影響が気になるところです。
【 自分の使用方法であてはまるもの(上位11項目)】< 全体(N=1210) >

【 スマートフォン利用後の行動変化 】< 全体(N=1210) >



- スマートフォンの機能として欠かせないインターネット上のメディアである、ソーシャルメディアについては、「LINE(ライン)」が閲覧で約8割、書き込みで5割と、いずれも最も高くなっています。
次いで「Twitter(ツイッター)」、「Facebook(フェイスブック)」、「Instagram(インスタグラム)」の順となっています。閲覧を「利用していない」人は12.4%と、残りの約9割は閲覧し、2/3の人は書き込みを行っています。
- ソーシャルメディアの利用目的で圧倒的に高かったのが、「友だちや知り合いとコミュニケーションをとるため」68.8%です。スマートフォンは、利便性の高いコニュニケーションツールととらえられています。
【ソーシャルメディアの閲覧と書き込み(上位6項目) 】< 全体(N=1210) >

【ソーシャルメディア利用目的(上位10項目) 】< 全体(N=1210) >



- よく利用しているアプリケーションについては、「SNS」60.7%が最も高く、次いで「動画」46.2%、「天気」43.1%、「地図・ナビゲーション」37.9%、「カメラ・写真加工」37.1%、「ゲーム」36.4%と続きます。
インターネットを通じて利用するアプリケーションが上位を占め、「ゲーム」利用者は全体の1/3となっています。
- ゲームでの利用は、利用者全体のうち半分が「1時間未満」利用者です。
利用者が多いのは、男性18〜19才と男女の20代で、各年代別利用者の5割を占めています。
利用時間では、特に女性20代が長く、3割が1時間以上で、その内1割は3時間以上利用しています。
【 利用しているアプリケーション 】< 全体(N=1210) >

【 アプリでのゲーム利用及び1日あたりのゲーム利用時間】



- 就学中の子供が居る方に、子供専用のスマートフォンを持たせたタイミングは、「持たせていない」が5割で、所有者では「高校生」19.8%、「中学生」14.7%が高くなっています。「小学生」のうちに持たせた人も6.7%となっています。
- 子供にスマートフォンを持たせたきっかけで、最も高かったのが「入学・卒業をきっかけに」45.2%であり、次いで「周りの友達が持ち始めたため」21.7%、「高校生になったから」19.1%、「ある程度、子供を信用できるようになったから」15.7%の順となっています。
- スマートフォンを所有している子供に対し、その利用に関する注意や制限については、「利用制限なし」が約6割を占めています。また、「利用制限を行っているが、子供は約束を守ってくれない」が1割を占め、合計して7割が、利用について注意や制限が行き届いていない事になります。
【 スマートフォンの所有タイミング 】
< 就学中の子供を持つ親(n=234) >

【 スマートフォンの利用制限 】
< スマートフォンを持つ子の親(n=115) >

【スマートフォンを持たせたきっかけ(上位10項目) 】< スマートフォンを持つ子の親(n=115) >



- スマートフォンが生活に欠かせない、持っていないと不安になるなど『依存』については、「非常に依存している」7.2%と「やや依存している」37.2%を合計して4割以上の人が依存していると思っています。
- スマートフォンが原因で健康に害が生じたと感じている人は、「肩こり、頭痛、血行不良」26.1%、「視力低下」20.6%が20%以上と高くなっています。ほかにも「ストレートネック(猫背)」7.9%、「不眠症」7.5%などがあり、それらを合計して全体の4割に及びます。
医者の診断ではないにしろ、4割もの人が不調を感じていることになります。
【スマートフォンへの依存 】< 全体(N=1210) >

【 スマートフォンの健康被害(自覚症状)】< 全体(N=1210) >



- スマートフォン利用で危険、不安に感じたことは「歩きスマホ」53.1%、「自転車に乗りながらの利用」47.4%、「自動車の片手運転での利用」43.4%と、移動時の利用についてが高くなっています。また、「課金トラブル」23.5%、「犯罪や薬物に誘う内容」12.2%と犯罪にまきこまれそうな事や、「ブログやSNSサイトでのいじめやいやがらせ」21.2%といった悪質な内容もあります。
- スマートフォン利用の際、インターネットやSNSでのトラブルが起こっていますが、それを防止する取り組みについて、『そう思う計』を見ますと「スマートフォンやインターネットの関係企業が犯罪やトラブル防止にもっと力を入れる」56.6%が最も高く、次いで「家庭内で教育にもっと力を入れる」55.5%、「インターネットでの被害は規則を厳しくしたり、罰則を重くすべきだ」51.2%が高くなっています。
関係企業の努力や罰則強化を求める一方で、教育により自身を護る事が必要だと思っている人も多くいます。
【 スマートフォン利用で危険、不快に感じたこと】< 全体(N=1210) >

【 スマートフォントラブル防止のための取り組みについて】< 全体(N=1210) >

