
■調査概要
●調査目的
関東、関西、九州地区在住者の「福岡県」への観光誘致に関する可能性を探り、今後の施策の資料とする
●調査方法
Webによるアンケート調査
モニター登録者にeメールにて調査の案内を行い、指定のURLにアクセスしてもらい回答を得た
●調査エリア
- 関東地区:1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)
- 関西地区:2府3県(大阪府、京都府、滋賀県、兵庫県、奈良県)
- 九州地区:福岡県を除く九州6県(佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)
●調査対象者
上記地域に居住する20歳から69歳の男女個人
※さらに、この3年間に私用、公用での国内旅行(日帰りを含む)を行っている人
●調査サンプル数
有効標本数:
関東地区 1,188サンプル
関西地区 1,185サンプル
九州地区 1,181サンプル
(上段:人 / 下段:%)
| |
総数 |
男性 |
女性 |
| 関東 |
1188
100.0 |
628
52.9 |
560
47.1 |
| 関西 |
1185
100.0 |
592
50.0 |
593
50.0 |
| 九州 |
1181
100.0 |
567
48.0 |
614
52.0 |
| |
総数 |
男性
20代 |
男性
30代 |
男性
40代 |
男性
50代 |
男性
60代 |
女性
20代 |
女性
30代 |
女性
40代 |
女性
50代 |
女性
60代 |
| 関東 |
1188
100.0 |
84
7.1 |
132
11.1 |
163
13.7 |
110
9.3 |
139
11.7 |
95
8.0 |
118
9.9 |
127
10.7 |
101
8.5 |
119
10.0 |
| 関西 |
1185
100.0 |
80
6.8 |
114
9.6 |
142
12.0 |
119
10.0 |
137
11.6 |
103
8.7 |
105
8.9 |
139
11.7 |
102
8.6 |
144
12.2 |
| 九州 |
1181
100.0 |
70
5.9 |
110
9.3 |
109
9.2 |
132
11.2 |
146
12.4 |
79
6.7 |
119
10.1 |
120
10.2 |
155
13.1 |
141
11.9 |
●調査実施日
2015年 8月


- 関東から九州へ私用・公用を含む旅行をする人は18%であり、北海道(20%)と比べて、ほぼ同じくらいです。
福岡県を訪問した人は13%でした。
- 関西から九州へ私用・公用を含む旅行をする人は25%であり、東海、四国エリア、海外旅行者と同程度です。
福岡県への訪問者は16%です。
- 九州地域の人で、福岡県に私用・公用を含む旅行をする人は47%で、他エリア、また九州県内の中で最も多くなっています。
【旅行先について<私用・公用含む>(直近3年間)】





- 福岡県への観光・買物・スポーツ観戦等の観光目的旅行経験者構成比を見ますと、性別では関東で男性が約6割、関西55%と男性の方が高くなっています。九州では女性(54%)のほうが男性よりも高くなっています。
関東からの観光旅行者は、男性20〜40代といった若い男性が多い傾向にあります。
関西からは、男女の各世代から満遍なく来福しています。
九州は、女性の30代以上がやや多くなっています。
- 福岡県へ旅行するための交通手段は、関東はほぼ飛行機(LCC含む)、関西は新幹線と飛行機(LCC含む)が多く、九州は、自家用車、鉄道、バスが多くなっています。
【 福岡県への旅行経験者(構成比) <n:福岡県観光目的旅行経験者> 】

【 福岡県旅行時の交通手段 <n:福岡県観光目的旅行経験者> 】



- この3年間での福岡県への観光目的旅行回数(仕事以外の観光、買物、スポーツ観戦に限る)は、関東、関西では1回が半数を占めています。
関東、関西では男性での複数回以上訪問、いわゆるリピーターが5割強に対して、女性は4割弱と少なくなっています。
なかでも、20〜40代の若い女性リピーターが少なくなっています。
もともと、両地区とも観光目的で訪れるのは男性が多く、女性が少なくなっています。さらにリピーター女性が少ないことからも、女性への誘致が課題となります。
- 九州では3回以上旅行したとした人が全体の6割弱であり、男女の差はほとんど見られません。
【 福岡県への旅行回数 <n:福岡県観光目的旅行経験者> 】



- 福岡県への旅行目的としては、関東、関西では「観光、イベント・祭り」と「食事やお酒を楽しむ」が高くなっています。
- 九州では「ショッピング」が最も高く、次に「観光、イベント・祭り」と「食事やお酒を楽しむ」が高くなっています。
「ショッピング」につきまして、福岡県には拠点都市として、九州内の他県には無い物がある強みがありますが、関東関西では同じような物が揃っているため、このような差になったと思われます。
また、九州の方は福岡県を複数回訪れる方も多く、さらに関東・関西の方より、多目的に訪れている様子がうかがえます。
【 福岡県への旅行目的 <n:福岡県観光目的旅行経験者> 】



- 福岡県に実際に観光で来た方の満足度評価は、「非常に満足できた」と「満足できた」を合計した『満足』している人はどの地区でも8割前後と多くなっています。
- 『満足』の中でも、「非常に満足できた」と答えた方は2〜3割程度となっています。
関東の女性では15%と他地区よりも低く、何らかの満足できなかった『不満』に思っている人が1割台と最も多くなっています。
おおむね満足されているようですが、実際には、女性リピーターが少ないこともあり、不満に思われる理由も今後の課題となります。
【 福岡県への旅行の満足度 <n:福岡県観光目的旅行経験者> 】



- 福岡県へ旅行での来福経験が無い人のうち、福岡県に旅行に行きたい『意向あり』は、各地区7割前後を示し、その内福岡県に「ぜひ訪れてみたい」と回答している人は、関東30%、関西27%、九州37%となっています。
- 福岡県に観光で来た方の、再来福意向は8割を越えています。より強い意向である「非常に行きたいと思う」は関東、関西で4割、九州で5割となっています。
再来福の主な理由は、関東、関西では、特に「食べ物が美味しい」が多く、また「楽しい」「面白い」といった意見も多くなっています。九州では「食事」「野球観戦」以外に、「ショッピング」「イベント開催」など九州地域の中心としての福岡に評価が高くなっています。
- 関東・関西から、福岡県に観光で来られる方は約1割で、そのうち2回以上来られるリピーターは半分の5%程ですので、実際に観光に来る方と観光意向のある方とでは、まだまだ差が見られます。
【 福岡県への旅行意向 <n:福岡県旅行経験なし> 】

【 旅行での再来福意向 <n:福岡県観光目的旅行経験者> 】



- 福岡県の観光地への認知と旅行意向については、関東・関西では「天神」「中洲」「太宰府天満宮」が最上位3エリアとなっています。
両地区とも、福岡県内の観光地で3割以上認知されているのは、7エリアにすぎず、その多くは福岡市及びその周辺の観光地、施設となっています。
- 北九州エリアでは「門司港レトロ地区」「スペースワールド」で認知、意向がそれぞれ高く、「門司港レトロ地区」は九州地区の旅行意向で「天神」に次いで高くなっています。
- 筑後エリアでは「柳川の川下り」が九州地区で6割の認知ですが、関東、関西では2割強にすぎません。
また、筑豊エリアでは観光地がほとんど知られていません。
【 「福岡県」観光地の認知及び訪問意向について(認知率 上位10項目) 】


< 九州(N=1181) (行ってみたい 上位10項目) >
| 1 |
天神 |
38.4 |
6 |
中洲 |
24.6 |
| 2 |
門司港レトロ地区 |
31.4 |
7 |
キャナルシティ博多 |
24.2 |
| 3 |
太宰府天満宮 |
29.8 |
8 |
福岡ヤフオクドーム |
22.7 |
| 4 |
九州国立博物館 |
25.0 |
9 |
博多どんたく港まつり |
22.3 |
| 5 |
マリンワールド海の中道 |
24.7 |
10 |
博多祇園山笠 |
21.8 |

- 今年(2015年)世界文化遺産に認定された「明治日本の産業革命遺産」では、福岡県内の資産は、「三池炭鉱、三池港」「官営八幡製鉄所」の認知が関東、関西で2割前後、九州ではそれより少し高くなっています。一方、「遠賀川水源地ポンプ池」は1割未満とほとんど知られていません。
- 福岡県以外で、認知率が高かった6資産については、関東・関西で「旧グラバー住宅」と「松下村塾」の認知が特に高くなっています。
【 「明治日本の産業革命遺産」認知状況 】

- 2011年に、日本で初めてユネスコ記憶遺産の登録を受けた炭鉱画の作者である「山本作兵衛」を、「名前を知っている程度」を含めて『認知者』は、関東、関西では2割、九州では3割となっています。
「興味を持っている」人では、関東、関西で5%前後、九州で1割弱です。
- 今年(2015年)に、世界遺産登録を目指す候補として「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が推薦されたことを「知っていた」、「聞いたような気がする」とした人は、関東、関西で4割強、九州では半数以上です。
「知っていた」だけですと、関東、関西は2割、九州では3割となっています。
【 ユネスコ記憶遺産「山本作兵衛」認知状況 】

【 「宗像・沖ノ島」世界遺産推薦の認知 】

