
●調査目的
医療に関する県民の実態・意識・要望を探り、今後の県の医療施策改善のための資料とする。
●調査方法
Webによるアンケート調査
モニター登録者にeメールにて調査の案内を行い、指定のURLにアクセスしてもらい回答を得た。
●調査エリア
福岡県
●調査対象者
上記地域に居住する20歳から69歳の男女個人
●調査サンプル数
有効標本数 2,000サンプル
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総数 |
男性 |
女性 |
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標本数 構成比 |
2,000 100 |
974
48.7 |
1,026
51.3 |
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男性20代 |
男性30代 |
男性40代 |
男性50代 |
男性60代 |
標本数 構成比 |
178
8.9 |
216
10.8 |
182
9.1 |
200
10 |
198
9.9 |
| |
女性20代 |
女性30代 |
女性40代 |
女性50代 |
女性60代 |
標本数 構成比 |
182
9.1 |
221
11.1 |
192
9.6 |
210
10.5 |
221
11.1 |
●調査実施日
2011年9月


- 健康や医療について、日頃から気を付けていることを聞いたところ、「睡眠を規則正しく充分にとるようにしている」と「食事は規則正しくとるようにしている」が共に52.7%と最も高く、半数を超えています。次いで「体重にはいつも注意している」が46.2%、「カロリーや栄養バランスなどの食事の内容には注意している」が41.2%と高くなっており、全体的には、県民が「睡眠」「食事」「体重」といった、健康に係る基本的な事柄に注意をはらっていることがわかります。
- 医療費全般で、保険料については、公的・民間共に45%前後の人が「高いと思う」と回答し、「自己負担(窓口負担)」は54.6%、総合的な医療費については、6割近くが「高いと思う」と回答しています。
- 過去5年間で健康診断を受けたことのある人は、58.3%でした。健康診断の種類別では、「定期健康診断」が48.9%、「特定検診」が26.1%、「人間ドック」は14.0%となっています。
さらにこれらの受診回数を見ると、「定期健康診断」では「5回(≒毎年)」が45.3%で最も多く、次いで「1回」の13.6%となっています。「特定検診」では「5回」は22.0%に留まり、「1回」(34.9%)が最も多くなっていいます。「人間ドック」でも「1回」が38.1%で最も多く、「5回」は26.3%となっています。
- 定期健康診断の受診頻度を職業別に集計しました。「5回以上(5回+6回)」の割合は、「公務員・団体職員」(73.5%)「会社員」(68.0%)が際立って高く、「主婦」(37.2%)「無職」(35.5%)の約2倍となっています。このことから、定期健康診断の受診頻度は、被雇用者であるか否かによって大きく左右されることがわかりました。
- 県民の健康増進のためには、今後、主婦・無職者などの雇用状態に無い人への、啓蒙や受診機会の提供に注力すべきでしょう。
【健康について気をつけていること】

【医療費について】

【 過去5年間の健康診断(定期健康診断、特定検診、人間ドック)経験】

【過去5年間の健康診断(定期健康診断、特定検診、人間ドック)受診経験】

【過去5年間の健康診断(定期健康診断、特定検診、人間ドック)受診回数】

【過去5年間の健康診断(定期健康診断、特定検診、人間ドック)受診回数 (職業別)】



- 臓器提供に関する事柄の認知(「知っていた」)は、「ドナーカードによる意思表示」が76.3%で最も高く、次いで「脳死判定による臓器移植」が75.5%でこの2項目は8割近くに達しています。一定の認知を得ているのは、「脳死の定義」(52.8%)、「保険証・免許証による意思表示」(47.0%)、「15歳未満の家族承諾による臓器提供」(44.5%)、「費用について(費用が一切かからないこと)」(35.9%)、「移植できる臓器(の種類)」(31.0%)などです。認知が低い水準に留まっている事柄は、「臓器提供の年齢上限」(15.9%)、「非提供意思の表示」(11.6%)、「インターネットからの意思表示」(11.1%)でした。
- ドナーカード入手可能場所の認知について、ドナーカードを知らない人も含めた全員に聞いたところ、全体では「役場窓口」が42.8%で最も多く、次いで「保健所」が37.1%、「運転免許試験場」が18.4%、「特定のコンビニ」が11.5%でした。また、「1つも知らなかった」は38.4%でした。これらのことから、『ドナーカードの存在は知っているが、どこで入手できるのかは知らない』という人が30.5%いることがわかります。
- 何らかの形で臓器提供の意思表示をしている人は、全体では16.2%、逆に臓器提供しない意思表示をしている人は4.7%でした。その他の約8割(79.2%)の人は特に意思表示を行っていません。
- 臓器提供をする意思表示をしている人のみに、その意思表示方法に関し複数回答を求めたところ、全体では「ドナーカードやシール」が61.7%で最も高く、次いで「保険証や運転免許証に記載」が45.4%、「家族にはっきりと伝えている」が28.1%となっています。「インターネットで登録」は際立って少なく5.9%に過ぎません。
- 臓器提供をしない意思表示をしている人にその理由に関して複数回答を求めたところ、全体では、「自分の死亡した後の体を傷つけたくないから」が45.2%で最も多く、次いで「脳死は人の死とは思えないから(生き返る可能性があると思うから)」が28.0%、「家族の理解が得られないから」が19.4%でした。
- 臓器提供の意思表示を(提供・非提供いずれも)行っていない人に今後の意向を聞いたところ、全体では提供意向(「したいと思う」+「どちらかと言えばしたいと思う」)は31.7%、「どちらとも言えない」が34.2%、非提供意向(「あまりしたいとは思わない」+「したいとは思わない」)は21.0%、「わからない」が13.1%でした。「どちらとも言えない」と「わからない」を併せた割合は47.3%で、これらの「意志保留」の人たちが半数近くを占める多数派であるとも言えます。
- 対象者全員に、日本の移植医療が遅れていると思う理由を複数回答で聞いたところ、全体では「日本人独特の死生観や宗教観があるから」が63.1%で最も多く、次いで「法律上の「脳死」の定義があいまいだから」が47.7%、「政府や自治体など公的機関の努力不足」は26.8%、「医療現場でのPRや努力不足」が最も少なく15.6%となっています。
【臓器提供に関する事柄の認知】

【 ドナーカードの入手可能場所】

【臓器提供の意思表示】

【日本の移植医療が遅れていると思う理由】



- 九州大学では、1961年から糟屋郡久山町の住民を対象に脳卒中、心血管疾患などの疫学調査を行っており、「久山町研究」と呼ばれています。この久山研究に関連する事柄の認知(「知っていた」+「そのようなことを聞いたことがある」)は、全体で「生活習慣病は生活習慣改善によって予防できるということを知っていた」91.1%、「ゲノム」64.7%、「久山研究」25.3%、「久山研究でのゲノム研究」12.7%でした。
- 久山研究の活用について聞いたところ、全体では61.0%の人が「活用するべきだと思う」と回答しています。
- 「先進医療」の認知(「知っていた」+「そのようなことを聞いたことがある」)は、全体で62.7%でした。また、「先進医療にかかる医療費自己負担」の認知は、全体で61.2%となっています。
- 先進医療にかかる医療費について聞いたところ、「「先進医療」の医療費も一般の医療と同じように公的な医療保険が使えるようになった方が良い」との意見が全体で73.9%と大多数を占めました。
【生活習慣病と久山研究について】

【久山研究の活用について】

【先進医療の認知】

【 「先進医療」にかかる医療費について】

