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| 公明党福岡県議団 >>議会質問集 >>一般質問&答弁(2003年6月) >>田中正勝 |
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平成15年6月 一般質問 田中 正勝
<教育庁答弁>
(教育庁義務教育課)
問:教員の資質について
答:全ての教員が、児童生徒や保護者及び地域の人々から信頼され、指導者として期待されるべき立場にあることは言うまでもありません。その信頼を維持・確保するために、教員は日々研究と修養に努める義務があります。
県教育委員会としましては、教員になった直後の初任者研修をはじめとする基本研修や職務に応じた研修、また、企業等を研修の場とする社会体験研修等を実施し、教員の資質向上を図っているところであります。
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(教育庁義務教育課)
問:学級崩壊と現状と今後の対応について
答:本県においては、ここ数年、全県で10校程度の小学校においてこのような現象が報告されており、担任と協働して学級を指導する人員を配置する改善事業や学級経営の手引きを作成・配布する等の取組を行っているところであります。
今後とも、学級経営力を高める教員研修の充実や多様な学習形態を取り入れ、複数の教員が関わることによって担任の抱え込みをなくす校内支援体制の整備を図って参る所存であります。
(教育庁義務教育課)
問:社会体験研修について
答:長期研修としては、現在、3ヶ月研修に38名、1年研修に10名派遣しており、また、初任者研修及び10年経験者研修においても数日間の実務研修を実施しております。本研修を通して、企業の組織的な運営や顧客サービスの在り様等に触れ、職務に対する使命感の高揚や対人関係能力の育成等に役立っております。
今後は、さらに多様な業種に関われる派遣先の開発を行いながら、教員の資質向上を図って参る所存であります。
(教育庁教職員課)
問:指導力改善事業について
答:平成11年度から実施している指導力改善事業の研修内容は、個々人の課題に基づいて、学級経営や学習指導等に関する力量の向上を図るための研修プログラムを作成し、管理職や指導教員を中心に指導・支援を行っております。
4年間の対象教員数は、延べ48名となりますが、大部分の教員に改善が見られ、職場復帰をするなどの効果をあげております。
今後とも、本字業の充実に努め、教員の資質向上を図ってまいる所存であります。
(教育庁教職員課)
問:教員採用試験の改善について
答:教員採用試験については、これまでも種々の改善を行ってまいりましたが、講師等の実務経験により培った実践的指導力を評価する方策については、現在、面接の際の模擬授業や他府県等の現職教員の特別選考を実施しているところです。
今後とも、多様な経験と優れた指導力を有する人材を確保する観点から、採用試験の改善に向けて引き続き努力してまいります。
<県警本部長答弁>
聴覚障害者向け「メール110番」の全国の設置状況及び福岡県の取組みについてお答えします。
携帯電話、パソコン等のメール機能を活用した「メール110番」は、本年5月末現在、全国で25道府県警察において整備されていると聞いております。
このため、他県警察おいて「メール110番」が設置されて以来、県警察においても、設置に向けた調査、研究を行っているところであります。
福岡県でこれまで設置しなかった理由についてでありますが、
○電話による110番通報ができない聴覚障害者の方々の利便を考慮して、平成2年8 月から「ファクス110番」を運用していること
○メール110番を導入している他県警察の運用上の問題点等の調査研究を行っていたことなどからであります。
「メール110番」の設置要望への対応と導入についてお答えします。
本年3月、福岡県聴覚障害者協会から県警察に対しまして「メール110番」の設置要望書が提出されましたが、県警察と致しましては、要望書の内容及び設置の必要性は十分承知しており、可能な限り早急に導入することを検討しているところであります。
電柱管理番号システムによる現場特定についてお答えします。
電柱管理番号による現場特定システムにつきましては、平成16年3月から運用開始する予定で進めてまいりますが、道路標識や交通信号機を活用した現場特定システムにつきましても、今後、管理番号の設定等を行い、順次進めてまいることとしております。
一般質問(教育問題)
起案者 田中 正勝
学級崩壊と教員の資質向上についてお尋ねいたします。子どもの可能性を引き出すには、学校においてはひとえに教師の情熱と資質にかかっており、教師こそ教育の生命線であると思っております。児童生徒にとって最大の教育環境は、教師自身であろうと思います。児童生徒の伸びるきっかけをつくってあげられるのも教師自身であります。
子どもは、担任を選ぶことができません。もし自由に担任を選べるとしたら、どんなにかいいだろうと思うのは、子どもや保護者の強い願いではないでしょうか。
私の友人の教師がこんなことを言っておりました。教師生活の中で一番緊張する瞬間というのは、学年当初体育館や運動場等で行われるクラス決めと担任発表の時ですときっぱり言っておりました。何年何組、だれだれ先生と発表があったとき、子どもたちは、まさに正直であります。自分の担任の名前が紹介されると「わぁ、よかった。」という歓声。「あぁ、残念。」と、子どもたちが気持ちをそのまま声を出して表現します。そんな日、子どもたちが学校から家に帰ると、おうちの方の開口一番は、「今度の担任の先生は誰先生になったと。」そして、「そう、良かったね。」との声と、「あぁ、外れたね。」との声があります。担任の先生に当たり外れがあっていいんでしょうか。プロの教師集団である先生方は、このようなことがないよう、誰もが子どもから信頼され親しまれるよう「教師としての資質」を備えていただきたいと強く思うものであります。
この事について教育長の見解をお聞かせ下さい。次に、学級崩壊についてであります。
「学級崩壊」という言葉には、危機感をあおる絶望的な響きを感じるものであります。具体的には、授業が成立しない状況であります。
例えば、授業参観中にもかかわらず、親の目の前で勝手に教室を飛び出したり、私語を続けたり、あげくには教室でケンカまでする始末だそうです。それでも担任は注意することもなく、たんたんと授業を進めるなど、完全に授業が成立していない例もいくつかあると聞きおよんでいます。45分間、静かに授業を受けるのは、決してラクな事ではないでしょう。そいういう授業を子どもたちは、一日五、六セット努めなければなりません。子どもが授業にイヤ気がさすのは、それほど不思議なことではないような気がします。先日、小学校の同窓会があり、話題がこの事に及びました。ある友人が口を切りました。私達のクラスは48人のクラスメイトであったけど、授業中、さわぐことも、先生を困らせることもしなかった。それはなぜか。第一に、みんな先生が大好きだったからだ。厳しかったけど、暖かく励ましてもくれた。何より一緒に休み時間など汗をかいて遊んでくれたり休みの日には、先生の家に遊びに行ったり招いてくれたりもした。そして何よりその教室にみんなと一緒にいることが、イヤではなかったからだ。先生への信頼と仲間との連帯感がクラスの子どもたち一人ひとりにガマンを促していた。45分すぎれば、わずかな時間ながら心身を解放させられる休み時間がくる。授業の終わりを知らせるチャイムは始まりのときより何倍も軽やかに聞こえた。そんな解放された仲間は寸暇を惜しんで楽しいことをした。と語り合いました。私は、学級の秩序というのは、授業態度ばかりではなく、友だちづきあいのルールや集団活動でのエチケットなど、広い範囲に及び、それは、先生に一方的に教え込まれ、しつけられるものではないと思います。子どもたち自身が日々の学級生活の中で、試行錯誤を繰り返しながら、学び、身につけ、作りあげていくものではないでしょうか。その秩序感覚は、先生と仲間との信頼と共感に支えられ授業も成立するものと思います。
小学校における学級崩壊の解決策の一つに休み時間の充実、クラスのみんなと一緒だと楽しい、先生と一緒だとおもしろいという先生と仲間の信頼と共感を子どもの心身に染み込ませてこそ克服できるのではないでしょうか。子どものガマンの限界を超えてしまった授業や学校のあり方のほうこそ見直すべきだと思います。
この学級崩壊の原因・理由をどうとらえておられるのかそして現状と今後の対応について教育長の見解をお聞かせ下さい。
さらに、最近、教員の資質が問われるような事件があいついでおります。福岡市の小学校で四〇代の男性教諭が男児の耳を引っぱるなどの体罰事件、大阪府での男性数学教諭、四十五才、高校入試問題三割しか解けず、酒臭いまま出勤、大阪府教委は、この教諭を基本的学力と指導力が欠如しているとして、民間の解雇に当たる分限免職しました。まさに教員としての資質の欠落としかいいようがありません。
また、福岡県では教員の資質向上を図るため、教員の社会体験研修や指導力の改善を図ることを目的とした「指導力改善事業」を行っていますが、その研修内容及び対象教員数、その効果についておこたえ下さい。
東京都教育庁は「指導力不足の教員の問題が指摘される中、教師としても社会人としても能力の高い教師を育成するため都独自に教師を目指す大学四年生を対象に、一年を通じて現場の小学校での実習や奉仕活動などを実施し、その学生には都の教員採用試験を特別枠で実施し、優先的に都内の公立小に迎えると発表しました。
長崎県教委では、二〇〇一年度から小中学校の採用試験で臨時教員経験者の試験を一部免除し、熱意ある講師経験者が一人でも多く教員になれるよう配慮しているのであります。
そこで教育長に伺います。教員の資質向上を図るためにも、福岡県教員採用試験でまず、優秀な教師を採用できるよう更に工夫、改善すべきだと思いますがおこたえ下さい。
一般質問
起案者 田中 正勝
聴覚障害者向けの「メール一一〇番」についてお尋ねいたします。
聴覚障害者の方々は、情報社会の中で意志の疎通に大変悩まれ、日ごろ多くの諸問題を抱えながらあきらめることの多い日々を過ごされています。
聴覚障害者の方が外出先で緊急の事故や事件に遭った時の連絡は・・?健常者なら近くの電話ボックスや携帯電話で通報できますが、聴覚障害者の場合、自宅からFAXでしか一一〇番通報できません。
しかし、今は、パソコン(インターネット)や携帯電話が普及し、聴覚障害者の方々も8割以上がパソコンや携帯のメールを使って家族や友人と連絡を取り合い意志の疎通をはかっておられるのであります。
そこで、沖縄県警では、耳や言葉の不自由な人たちの緊急通報体制の充実を目的に、この四月から携帯電話やパソコンなどの電子メールを利用した「メール一一〇番」の運用を開始しました。これまでの「ファックス一一〇番」と併用して、障害のある人たちの助けを求める文字による通報に二十四時間体制で対応するのであります。沖縄県の運用開始式で、高橋清孝県警本部長は「安全・安心感を与えるという、県民から引き受けた任務をはたしてもらいたい」とあいさつ。続いてシステムの試用があり、メールを受けると通信指令室のパソコン上部に設置されたブザーが鳴って、赤色ランプが点灯するといったものであったようです。
そこで県警本部長に伺います。
福岡県内の聴覚障害者は約二万人であります。
その聴覚障害者の方々が安全で安心して暮らせるよう次の事におこたえ下さい。
一、聴覚障害者向けの「メール一一〇番」の全国の設置状況と今日までの経緯について
一、先進県である福岡県においてこれまで設置されなかった理由について
一、聴覚障害者団体より要望がでていたと思うがその後の対応について
一、聴覚障害者向けの「メール一一〇番」の導入について
以上おこたえ下さい。
次に、管理番号システムについて伺います。このシステムは、事件事故の発生現場の特定に手間取るケースが増えてきたため計画されました。固定電話は同センターで通報場所を特定することが可能だが、携帯では難しい。携帯の通報者が場所をうまく伝えられないことも多く、通報から現場到着までの時間は悪化しているのであります。
東京都・奈良県・沖縄県では、電柱や交通標識すべてに記されている管理番号を利用し、同センターのパソコンに通報場所の地図を表示させる仕組みを取り入れているのであります。
このシステムを利用し、通報者が最寄りの電柱や交通標識管理番号を告げたり、メールで送れば、二十五メートル四方まで通報場所を絞り込むことができるそうであります。
このシステムは、周囲に目安となる建物のない林道などで事件・事故に遭遇したときや、土地勘のない観光客、聴覚障害者の方々が通報する際にも、すぐに現場を特定できるほか、警察官の現場到着が早くなり、初動捜査の強化につながるのであります。
このシステム導入等についての警察本部長の見解をお聞かせ下さい。
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