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| 公明党福岡県議団 >>議会質問集 >>一般質問&答弁(2003年6月) >>上岡孝生 |
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平成15年6月 一般質問 上岡 孝生
<知事答弁>
(保健福祉部企画課)
オストメイト用トイレについて
問:多機能トイレの設置状況と公共施設以外への普及について
答:県内におけるオストメイト対応トイレの設置状況は、市町村施設13ヶ所、JR駅4ヶ所、西鉄駅2ヶ所となっております。
また、県庁舎における身体障害者用トイレの設置状況は5ヵ所となっております。
オストメイト対応トイレについては、8月に県庁舎内に1ヶ所設置することにいたしております。
県におきましては、「福岡県福祉のまちづくり条例」を制定し、県、市町村、事業者等がそれぞれ役割を分担し、
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障害者等が安全かつ快適に生活できるまちづくりを進めております。
今後とも、福祉のまちづくりを進める中で、オストメイト対応トイレの設置について公共施設の設置者や民間の事業者等に対して、普及啓発に努めて参ります。
(総務部消防防災課)
(土木部河川課)
防災対策について
問:防災情報の収集体制と地域住民の避難誘導について
答:防災情報の収集伝達につきましては、気象情報をはじめ、河川の水位情報や消防本部等からの情報などを迅速に収集するとともに、「ふくおかハイパーネット」を活用して、市町村等へ直ちに伝達する体制を整えております。
また、市町村や消防本部に対しては、警戒情報を発し、危険が切迫する前に余裕をもった避難勧告を行い、迅速かつ適切な住民の避難誘導を行うことを求めるなど、県民の安全確保に万全を期しているところであります。
さらに、この6月から、県のホームページの「河川防災情報コーナー」で、雨量や水位情報をリアルタイムで掲載するとともに、県全域の避難所等を地図に示した「福岡県防災マップ」を掲載し、県民の方々の非難に役立つような情報提供を行っているところであります。
(総務部消防防災課)
(保健福祉部障害者福祉課)
防災対策について
問:災害弱者への支援について
答:災害弱者である障害者の方々の災害時における安全確保と支援につきましては、地域社会全体で支え合う体制づくりを推進するため、社会福祉施設における避難体制の整備や、県総合防災訓練における災害弱者の避難誘導訓練などに取り組んでいるところであります。
また、災害時には、市町村と連携を図りながら、優先的な避難誘導や福祉避難所の確保、避難所での健康相談、あるいは手話通訳者の派遣など、状況に応じ、適切に災害弱者に対する支援を行うこととします。
<部長答弁>
(土木部河川課)
防災対策について
問:ハード面での対策について
答:防災対策としての河川改修については、過去大きな浸水被害を被るなど、緊急に整備すべき河川から順次実施しております。
今後も計画的に河川改修を進めてまいりますが、その整備にあたっては、河川のそれぞれの特色を踏まえまして最も適切な方法で進めてまいりたいと考えております。
<知事答弁>
(総務部消防防災課)
防災対策について
問:災害時の体制及び今後の防災対策について
答:災害が発生した場合は、的確な初動対応が極めて重要でありますので、県としては、気象状況や災害の発生状況等に応じて、直ちに災害警戒本部、災害対策本部を設置しております。また、市町村に対しては警戒情報を発し、さらに、広域応援の派遣調整に取り組むなど災害への機敏な対応を行っているところであります。
今後とも、市町村と連携を図りながら、防災情報の収集伝達体制や地域住民の避難誘導体制の充実・強化に努めて参りたいと考えております。
<部長答弁>
(環境部廃棄物対策課)
車の不法投棄について
問:車の不法投棄の現状と対策について
答:平成13年度に実施した調査によりますと、不法投棄など放置された自動車は、約700台となっております。
放置自動車の処分に当たっては、所有者が確認できない場合に、将来の賠償請求や訴訟に備えるため、広告などの所要の手続きを行う必要があります。
県といたしましては、今後とも、市町村等に対し、これらの手続きを指導するとともに、「路上放棄車処理協力会」による費用負担制度の周知などに努めてまいりたいと考えております。
<知事答弁>
(環境部廃棄物対策課)
車の不法投棄について
問:放置自動車の処分の条例化について
答:道路、公園等の管理者あるいは市町村が、広告などの現行の手続きを行うことにより、放置自動車の処理は可能だと考えております。
県といたしましては、放置自動車の処理が、迅速に行われるよう、市町村を指導してまいりたいと考えております。
公明党の上岡孝生でございます。早速通告に従い、一般質問をいたします。
始めにオストメイト用トイレについておたずねをします。
この質問は昨年の十二月の定例議会でも取り上げました。
オストメイトとは、大腸癌、膀胱癌などの治療のため人工肛門、人工膀胱などの手術で人工的に腹部に「ストーマ」と言われる「排泄口」をつくった患者のことです。
我が国にはオストメイトが二十万人以上いるといわれており、本県にも約7000名以上の方々がおられます。近年の少子、高齢化及び直腸癌、膀胱癌の増加傾向を反映して、人口1,000人当たりに占めるオストメイトの比率はここ数年間で倍増しております。
私も先日この方々の協会であります、日本オストミー協会の全国大会に行ってまいりましたが、直腸及び膀胱等の癌切除手術のため排泄機能に障害を持つオストメイトの抱える問題点は、いつ再発するかわからない、癌と言う常に死と隣り合わせの中、肉体的、精神的に様々で多岐に亘っております。この中で生活していく上で最も深刻な悩みはトイレの問題であります。「ストーマ」には括約筋がなく便意や尿意を感じない為、排便や排尿をコントロールする事が出来ません。排泄のため「ストーマ」の位置に装着している「ストーマ用」装具から排泄物が時として漏れた場合に、腹部及び衣服が汚れ臭気を発散する事により、他人に迷惑を及ぼす事態が何時何処で起こるかと言う事にあります。オストメイトが外出中にこのようなアクシデントを起した時は、とりあえず近くのトイレに駆込んで脱衣して腹部等の洗浄を行いストーマ用具の再装着を行なわなければなりません。又、装具等の汚物の後始末も必要となります。
しかしながら、市中の一般トイレは勿論のこと障害者トイレにも身体障害者であるオストメイトがこのような緊急の事態に対処できる必要な設備が見当たらない現状にあります。
この間、オストメイトの方々との話の中で身障者トイレ使用中、車イスに乗っている身障者の方と口論になったそうです。用を済ませ背広姿で出てきた時、あなたは健常者ではないか、なぜ身障者トイレを使うのか、と言われたそうです。オストメイトは内部障害者である事を証明し、相手の方も理解してくれたそうです。オストメイトの方は「ストーマ用」装具の洗浄と再装着を行わなければならず時間がかかります。
まだ、数が少ない身障者用トイレを使用すると、やはり次の方に迷惑がかかります。「オストメイト対応トイレ」の全国の設置状況は平成十四年十一月時点で、設置済四百十七ヶ所、そして設置予定は百九ヶ所となっているそうです。昨年も福間町の公明党町会議員さんに頑張っていただき、役場1階にオストメイト対応トイレが設置されました。この様に各自治体は理解を示し、全国的に設置は増えています。そこで知事にお尋ねをします。昨年十二月の定例議会でこの質問に対し知事は、この多機能トイレの設置状況は平成十三年度末で県内5ヶ所と言われ、人工肛門や人工膀胱を装着している方々が安心して外出し、社会参加していくためには多機能トイレを普及させていく事が必要であると、今後とも福祉の町づくりを進める中で多機能トイレの設置の普及啓発に努めていくとの答弁をいただきました。その後この件に対しての県の取組みの進渉状況をふまえ、県内のオストメイト対応トイレの設置状況と、県庁内に障害者用トイレ及びオストメイト用トイレがそれぞれ何ヶ所設置してあるのか。2点目は、「福祉の町づくり条例」にそくして公共施設は勿論それ以外、道の駅、公園等にも普及させていく考えがあるのかお聞かせください。
次に防災対策について伺います。いよいよ梅雨本番であります。福岡管区、又鹿児島地方気象台によると九州の今年の梅雨期における予想雨量は「平年よりやや多め」と言われています。思い起こせば、1,999年6月29日、福岡市博多区を流れる御笠川が氾濫して、博多駅を中心とするビル街を水浸しにし、地下室に水が大量に流れこみ、お一人の方が犠牲になられました事は記憶に新しい事であります。梅雨の雨は短時間の内に狭い地域で、突発的に降る集中豪雨、これは6月末から七月にかけてが発生しやすい、又今年は例年より早い時期から台風が発生し、日本に近づき上陸もしています。福岡管区気象台によると台風が梅雨の6月に九州に上陸したのは、1,951年以降5回だけだそうです。台風が送り込む、湿った空気が梅雨前線を刺激するため、雨量が増し、崖崩れなどの災害が起こりやすいので、警戒が必要だと話していました。九州中・北部を衷心に全域で1,000人近い死者・行方不明者を出し、約46万戸の家屋に被害を及ぼした1953年の「西日本大水害」から今年は50年の節目になります。
「天災は忘れた頃にやってくる」との言葉がありますが、いつ起こるかわからないのが災害であります。新聞によると、九州地方整備局筑後川工事事務所は、昨年「西日本大水害」に匹敵する大雨が降ったと仮定し、地形やダム容量、堤防高などを踏まえた浸水想定区域図を作成し、それによると筑後川の中、下流部分、大分県日田市から有明海までの延長約77キロのうち、氾濫危険箇所は181ヶ所と推定、福岡県甘木市より下流では両岸の広範囲で水深が2メートル以上に達し、福岡、佐賀県境付近から河口までは浸水域が一気に扇状に広がる恐れがあるといい、水深2メートルとなれば道路を走る車は水没し家屋も1階は完全に浸かってしまう、試算では最大で29万人が被災し8700戸が浸水し、被害想定額は658億円に達する見込みだと想定しています。
そこで知事及び土木部長にお尋ねをします。
福岡水害の場合、洪水がおこったのは雨が止んでからであります。この事から考えると大きな教訓は、情報の収集と伝達の遅れであります。ハード面で万全の対策にしたつもりでも災害に見舞われる事もあります。「災害が起こる」事を前提に災害発生をいかに早くキャッチし、地域住民を安全な場所に避難誘導をするというソフト面の対応はどのように考えているのか、知事の答弁をお願いします。
又、ハード面での対策はどこまで進んでいるのか、そして現在危険箇所についてはどのように対応するのか、土木部長から答弁をお願いします。
2点目は、災害時における障害者いわゆる災害弱者の方々に対しどう支援していくのか。
3点目は、実際に災害が発生した時にはどのような体制を考えておられるのか、そして今後防災対策をどう充実強化させていくのか、合わせて知事の所見を伺いします。
最後の質問になりますが、車の不法投棄についてお尋ねをします。
深刻化する産業廃棄物の不法投棄問題、大量生産、大量消費、大量廃棄からの脱却が叫ばれています。便利さだけを選択肢する次代は終ったように思います。便利さ一辺倒の開発は使い捨て文化を生みその結果、環境破壊をもたらし、熱でうなされている人間と同じように地球も今、体温が上がって苦しんでいます。なんとかしなければとの思いから我が国においては、近年環境問題解決に向けての法整備も大きく進んでいます。大量生産、大量消費、大量廃棄型社会の在り方を見直す「循環型社会形成推進基本法」が二〇〇一年に完全施行されました。併せて容器包装リサイクル法、食品リサイクル法そして家電リサイクル法と、次々と法整備は確かに進んでいます。しかし、現状を見た場合不法投棄は減っているのか。特にこの所、車の不法投棄が目立ちます。しかも、堂々と路上に、公園に、空地にと錆びた車が放置されています。又、1ヶ所にまとめて6、7台。どの車も中にはポリ袋に入った大量のゴミが詰め込まれているありさまです。今年も糟屋郡内の県営住宅の敷地内に十七台もの放置自動車があり、子供達の遊び場になり火災を起したとの事、早速撤去をお願いした所であります。所有者が特定できないように、どの車もナンバープレートはなく、「売ればお金になる」というタイヤやアルミホイールは殆どの車が外されたままであります。以前は中古車でも手放すとお金が貰えたけれども、今は数万円を支払って処分しなければならず、それを嫌うユーザーや業者が放置に走るということであります。
法整備のように「器」は整ってきたけれど、問題は一人一人の行動であり、一人一人のライフスタイルの転換と意識ある行動が地域を変え、企業を変えていくと思います。
そこで、環境部長におたずねしますが、本県における車の不法投棄の現状と対策を聞かせて下さい。
次にこのような放置自動車の処分を「条例化」は出来ないのか知事にお尋ねします。大切な事は人間が人間らしく暮らせる社会をつくっていくこと、そのための重要な要件が文明と自然の調和をいかに図っていくかだと思います。我が福岡県が「環境先進モデル県」の道を歩むべきであると考えます。知事の答弁を期待し一般質問を終ります。
ご静聴ありがとうございました。
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