公明党福岡県議団オフィシャルサイト
公明党福岡県議団オフィシャルサイト(komei-fukuoka.net) | Contact Us | 携帯版
NEW KOMEITO―公明党 iwoman(公明党女性委員会) 知りたいときの.com 九州KOMEI.com(公明党九州青年局)
公明党福岡県議団 >>議会質問集 >>代表質問(2003年6月) >>10.教育問題
公明党福岡県議団サイト内 WWW全体  by Google
新着情報
バックナンバー
議会質問集
議員紹介
公明党福岡県議団の歴史
議員日記
リンク集
I代表質問(教育問題)

次に 教育問題について伺います。 まず初めに公立小・中学校の少人数学級編制についてであります。 平成13年3月に成立した「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律」によって、公立小・中学校等において基本的教科の20人授業などの少人数指導が実施できるよう教職員定数を改善したり、国が定める学級編制の標準を下回る特例的基準を都道府県教育委員会の判断で設定できるようになりました。

これは、「公立小・中学校の学級編制は、国の標準に従い各都道府県において基準を定める」という制度の基本は変えないが、都道府県教育委員会の独自の判断により、
児童生徒の実態を考慮して特に必要があると認められる場合には、国の標準で定められる一学級の児童・生徒の数よりも少ない数を基準として定める、つまり少人数学級を編制することを可能としたものです。

この制度改正の趣旨を踏まえ、平成14年度においては22道府県が学級編制の弾力化を実施しています。 その状況は、@児童生徒数、対象学年等について具体的な基準を定めて学級編制を弾力化する例が、山形、埼玉、広島など16県。九州では宮崎、鹿児島の両県が小学校1年生を対象に実施しています。そして、A特別の事情があると認められる学校について学級編制を弾力化する例が、北海道、京都、沖縄など10道府県に及んでいます。

こうした中でも、もっとも先駆的な取り組みを実施し、大きな成果を挙げているのが山形県です。同県は小学校でひとつの学年に34人以上の学級が2学級以上あるとき、その学年の学級をひとつ増やし、一学級当たり21人から33人とする方針を決定。希望する市町村の小学校で平成14年度は1年生から3年生、15年度は5年生まで、16年度は6年生までの全学年を対象に、少人数学級の導入を年次計画で進めています。

現在は、小学校の1年生から5年生までが対象ですが、少人数学級導入の成果は、2年目を迎え、着実に挙がっているようです。先日は、公明党福岡県議団として山形市立南小学校を視察にしました。同校の阿南忠彦校長は、少人数学級のメリットについて、子ども、親、教師の、それぞれの立場から次のように説明しておりました。それは、@子どもは、勉強が楽しくよく分かるようになった。先生と長く話すようになったと喜んでいる A親は、自分の子どもに先生が接する時間が増え、ほめたり励ましてくれる機会が増えたことがうれしい B先生は、子どもをより理解できるようになった。また算数の学力が伸びている――などの声でした。

また、実際に、授業風景を実際を見ましたが、子どもたちの生き生きとした態度や明るい挨拶が大変に印象的で、「わが校にいじめは皆無です」と校長は自信を持って断言しておりました。 このように、少人数学級は不登校やADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)などの子どもに対しても大きな効果を発揮しておりました。この小学校に限らず、山形は県全体でも不登校児童生徒が減少している珍しい県です。小学校では4年連続で減少、中学校でも3年連続で減少しており、平成13年度の不登校児童生徒の発生率は、小学校0・30% 中学校2・26%。同県教育庁の説明では、平成14年度は、小学校で0・2%台に入ったとのことでした。また、ADHD、LDなどの子どもについて、これまで先生が注意していたのが、学級全体で包み込めるようになったという説明も受けました。

ところで、本県の不登校の状況は、平成13年度で小学校が0・30%、中学校が2・79%の発生率です。ともに全国発生率の小学校0・36%、中学校2・81%を下回ってはおりますが、全体の児童生徒数が減少する中、不登校の児童生徒が年々、増加の一途をたどり、発生率も上昇していることに強い懸念を覚えざるを得ません。

山形県の少人数学級への取り組みは、「橋や道路を造るのを減らしてでも、少人数の学級を」という高橋和雄同県知事の強い決意のもとに推進されております。導入に当たり、当初、不快感を示していた文部科学省と粘り強く折衝を続けたそうです。人口わずか約123万人、予算規模は7千億円を切る山形県が、少人数学級編成のために約9億6千万円の予算を割いていることからも、その決意の並々ならぬ固さを感じるものであります。麻生知事は知事選の折の県政プログラムの中で、「少人数指導や習熟度別指導を充実させます」として、平成18年度を目標年度として教員を新たに600人配置することなどを約束しておりますが、将来の福岡県にとっても日本にとっても、また国際社会にとっても、大事な宝物である子どもたちを健やかに伸び伸びと育てる環境を整備するために、福岡県でもぜひ少人数学級の導入を強く求めるものです。知事および教育長の考えをお聞かせください。
Copyright 2003 公明党福岡県議団オフィシャルサイト komei-fukuoka.net All rights reserved.